「その朱赤、あんた似合えへんなぁ~」
小学生だった私の顔をまじまじと見て、母が笑いながら言った一言。
その日、私は朱赤のトレーナーを着ていたのを今でもはっきりと記憶しています。
色に「似合う」「似合わない」があることを初めて意識したできごとです。
大好きな母が言った何気ない一言は私の中に刻まれ、それ以降大人になっても朱赤だけは着ることがありませんでした。
ただ、身につける色によって自分の顔が優しく見えたり、きつく見えたりすることがあるということを漠然と感じるようになりました。
そして、子育ても楽になった40代半ば、パーソナルカラー診断の存在を知り、受けてみることに…
私のパーソナルカラーシーズンは、ブルーベースの“Summer”。
朱赤はイエローベースなので似合わなかったのです。
「おもしろい!色だけでこんなにも顔の印象が変わってしまう!」
ずっと知りたかった“朱赤が似合わない理由”。母の感覚は正しかったのです。
腑に落ちた私は、ますます色やファッションへの関心が高まりました。
そして女性の装いをトータルで学び、それを伝えていきたいと強く感じるようになり、イメージコンサルタントの道へ。
年齢を重ねてなお、自分を解放し、どんどん素敵になっていく女性のお手伝いをさせていただき、“楽しく嬉しい”を思いっきり感じてもらいたい。
年齢と経験を重ねた今、改めて“あなたの魅力”を装いで表現してみませんか?
1966年生まれ 石川(浅井) 恵